ロレックス愛用者のA to Z

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ロレックス、手に入れたあとの保管方法、そしてお手入れに関して気を付けるべき点はあるのでしょうか? また、毎日使う人は? そしてめったに使わない人は?そんな疑問に、ここではお答えします。

どこに置くのが一番いいの?

6_1ミルガウス

ロレックスの中には、「ミルガウス」というモデルのように耐磁性を備えた時計もありますが、それ以外はまず磁気に弱いということを頭にいれておいてください。ですから、テレビの近くや電子レンジなどの家電の上にじかに置いたり、磁石などの磁気のあるものと隣り合わせで保管したりするのは避けましょう。
磁気を発するような物からは離し、水平で安定感のある場所に置いておくのが一番です。

また、防水性にすぐれているとはいえ、お風呂場や洗面所のような高温多湿な場所での長時間の保管も避けましょう。中の機械は金属でできていますから、ダメージを受ける可能性は低くありません。
また、時計のローターが回るよう時計を動かし、止まるのを防ぐ「ワインディングマシーン」というものもあります。時計の保管箱も兼ねているため、何本か機械式時計を持っている人、または毎日はつけないという人がこれで保管しておくことがあります。
これに入れおけば、いつでも時計は動いている状態ですので、いちいち時刻を合わせる必要はありません。(日付は月によって30.日までしかないので、ずれる可能性はあります)

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ただし、ワインディングマシーンは、持ち主が着けずに動かさない代わりに動かしてくれる機械ですから、装着しているのと同じように内部のムーブメント部品が摩擦します。長らくマシーンに入れたまま使わなかったとしても、オーバーホールなどの定期点検は必要になりますので、ご注意ください。

ほかにも気をつけるべきはココ!

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保管場所に加え、そのほかにも気をつけるべきことがあります。
それは、意外にも水分。特に、塩分を含む水につけてしまった後は、必ず常温の真水で十分に洗い流してください。「サブマリーナ」や「シードゥエラー」などのダイバーズウォッチであっても、本体やブレス部分に塩分が残ると錆を生じることがありますし、放っておくと腐食が進む場合があります。またもしも、リュウズがゆるんでいる状態で時計本体を水につけてしまった、海水などの塩分のある水につかってしまった場合は、いち早く購入店やサービスカウンターなどに相談し、点検してもらってください。一見ちゃんと時計が動いていたとしても、見えない部分に水分が残り、中のムーブメントが腐食してしまう場合があります。
また、着けているときはもちろん、保管しているときも落下による強い衝撃には注意しましょう。高いところから落としてしまった場合、中の部品がずれてしまったり、ローターが芯からはずれてしまったりという事も少なくありません。

その場合、破損部品があれば交換となりますし、もちろんオーバーホールを伴う修理になることがほとんどです。
また、ロレックスは基本的に自動巻きの時計ですから、毎日つけているのであれば、リュウズでゼンマイを巻く必要はありません。無用な部品の摩耗を招く恐れがありますから、止まってしまった場合を除いて、手巻きの操作は日常的に行わないようにするのが無難です。

日々のお手入れについて

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普段は、柔らかい布で汚れや汗を拭きとる程度で大丈夫です。とりたてて特別なことをする必要はないでしょう。また、今は簡単にネットなどで工具が購入できてしまいますが、技術や知識を持っているのであればともかく、ブレスを外したり裏蓋を開けたりするのはやめましょう。時計装着中にブレスが取れてしまったり、思わぬ故障を招いてしまったりする可能性は低くありません。何か気になることがある場合は、ためらわず、お店や大黒屋の査定員に相談してください。

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