【レアロレックス】1億円以上もある!?ロレックス幻の逸品とは?

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オークションなどで、数千万円、時には1億円以上という高価格で取引されることもあるロレックスの時計。高級ブランド時計として有名なロレックスの歴史は古く、これまでに数多くのモデルを誕生させてきました。そのなかには、ロレックスファンが喉から手が出るほど欲しがるモデルというものがいくつか存在します。幻の逸品といわれるモデルには、それぞれ逸話があったり、数が少なかったりと、マニア心を刺激する要素がたっぷり。今回は、そんなロレックスの幻の逸品についてご紹介していきたいと思います。

ロレックスの超レアモデルって何?

ロレックスで幻の逸品といえばあれ! と、すぐにピンとくる人もなかにはいるかもしれませんが、「自分の知っているほかにもあるのかな?」と思われる人のためにも、今回は幻の逸品の有名どころを押さえていきましょう。

デイトナRef.6240(ポール・ニューマン)

もともと世界的に生産数の少ないデイトナですが、Ref.6240というモデルは、発表後2~3年しか市場に出回っていないためほとんど数がなく、とても希少性の高いモデルです。さらにそのモデルを、当時の有名なハリウッドスター、ポール・ニューマンが着用していたとされ、一般的には「ポール・ニューマンモデル」とも呼ばれています。ロレックス社は過去30年分の部品しか保管しないため、当然このモデルの部品は在庫がありません。そのため、当時は100~200万円くらいで取引されていたものが、今では数千万円以上という高価格で取引されています。過去にイギリスで行われたオークションでは、オリジナルの状態で残っていたRef.6240が1億円以上の価格で落札されたという実績もあります。

エクスプローラーブラックアウト

次にご紹介するモデルはエクスプローラーの、通称「ブラックアウト」と呼ばれるレアモデルです。このブラックアウトと呼ばれるレアモデルは、初期の生産分のなかでもシリアルナンバーが「E」と「X」のものを指します。その特徴は、文字盤の369の部分が通常のように白いラインではなく、ブラックのラインが入っていたり、メタルの数字がむき出しになっていたりするというもの。さらに、なかには王冠マークのロゴやダイヤル表記がシルバーカラーになっている珍しいものも。これらは数もなく、非常に希少性の高いモデルとして知られています。販売店やオークションなどに並べば、即売れてしまうという人気の高いモデルでもあります。

デイトナ・ブラウンアイ

デイトナの文字盤内にあるインダイヤルと呼ばれる部分の色がブラウンになっているものが、「ブラウンアイ」と呼ばれるレアモデルです。
このような色に変わっているのは、1998年ごろに生産された一部の品だけだそう。
ロレックスのダイヤルは、イギリス・スイス・ドイツの3カ国で製造されますが、それぞれの国の塗料の質や環境によって色に変化が起こるからこのような違いができるという話もありますが、本当のところは不明なままという、謎に包まれたレアモデルです。

デイトナ・200タキメーター

デイトナは、前出のRef.6240やブラウンアイに限らず、レアと呼ばれるものが多数存在する特殊なシリーズですが、もう一つ紹介しておきたいデイトナのレアモデルは、通称「200タキ」と呼ばれるものです。クロノグラフが搭載されているデイトナは、文字盤の周囲に、タキメーターベゼルが装備されていますが、このベゼルに刻印されている数字が、生産時期によって異なるのです。生産初期は、60から300までの表示でしたが、50から200までという表示のものもあります。「200タキ」と呼ばれるものはまさにこれのことで、生産期間が短く、数が少ないことでレアモデルとされています。

グリーンサブマリーナ初期型(ライムベゼル・ビッグSWISS・ファット4)

世界初のダイバーズウォッチとして誕生したサブマリーナーは、ロレックスのモデルのなかでもトップクラスの人気です。幾度もモデルチェンジが行われてきているサブマリーナーですが、なかでもレアモデルとして知られているのはグリーンサブマリーナー初期型と呼ばれているものです。これは、サブマリーナーの初期モデルにしか見られない「SWISS」という表記があり、ベゼルにある「4」の文字が特徴的なモデルです。特徴的な「4」の文字は、ファット4と呼ばれています。

GMTマスターⅡ・スティック文字盤

最後にご紹介するのは、GMTマスターⅡのスティック文字盤と呼ばれているレアモデルです。GMTマスターは、パイロットウォッチとして誕生していますが、このGMTマスターⅡのスティック文字盤というのは、時計の文字盤に記されている文字に通常との違いがあります。通常の文字盤には、「GMT-MASTERⅡ」と表記されているのですが、一部のモデルには「Ⅱ」の文字の横棒がないものがあります。この横棒がない文字盤のものが、スティック文字盤と呼ばれているものです。

超レアモデルを入手する方法はある?

これまでいくつかの幻の逸品をご紹介してきましたが、実際にこれらを手に入れたいと思っても、まず正規代理店では手に入れにくいでしょう。幻の逸品を手に入れる方法として、知人が持っていたものを譲り受ける場合もあるかもしれませんが、オークションや、ネットショップ、あるいは買取専門店等で販売されているものを購入するという方法が最も現実的です。どこで入手するにしても、もともと超レアな存在ですから、常に在庫があるわけではありません。入荷してもすぐに売れてしまうため、常にアンテナを張りめぐらせておく必要がありそうです。

いかがでしたか? ロレックスの幻の逸品はたくさんありますが、それぞれの幻の逸品について、「なぜ幻なのか?」という理由を知ると、余計に欲しくなってしまいますよね。せっかくロレックスを買うなら、こういったモデルを狙ってみてはいかがですか?

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