絶対手に入れたい!?ロレックスマニア注目の逸品は?

ロレックスに、多数のレアモデルがあることは既にご存知かと思いますが、例えば同じ型番のなかでも、より価値が高いとされている品番があることをご存知ですか? ロレックスを愛して止まない人たちは、そんなより希少性の高いものを欲し、入手するために四苦八苦。同じ型番なのに「レア」なものが存在するなんて、ちょっと不思議な気もしますが、一体ロレックスマニアたちは、どのようなところに価値を見出しているのでしょうか? 今回は、ロレックスマニアが注目するモデルについて紹介していきたいと思います。

同じモデルでも「レア」と呼ばれるものがある!

ロレックスには希少性の高いモデルや型番であっても、より価値の高いものが存在します。せっかく同じ型番や同じモデルを購入するのなら、より希少性の高いものを入手したいと思うのが人の自然な心理かもしれません。では、実際にどんなものがマニアの心を掴んでいるのでしょうか?

シードゥエラー・COMEXモデル

ロレックスのなかでダイバーズモデルといえば、サブマリーナーが浮かぶ人が多いかと思いますが、サブマリーナーよりも更に深い潜水、飽和潜水に対応するモデルとして開発されたのが、シードゥエラーです。深海での潜水活動に対応するため、ヘリウム・エスケープバルブが新たに開発され、搭載されています。ヘリウム・エスケープバルブとは、潜水から浮上してくるときに、時計の内部に溜まったヘリウムを自動的に排出する装置のことです。この装置があることで、深い潜水を行っても問題なく時計を使い続けることができます。

さて、そのシードゥエラーにもレアモデルというものが存在します。それはRef.16600のCOMEXモデルと呼ばれているものです。これは、ロレックスからフランスの潜水会社COMEXへ支給されたもので、文字盤には「comex」と記されています。この型番は、世界で100~200本程度しかないといわれており、マニアからすれば、喉から手が出るほど欲しいレアモデルの一つでもあります。希少性が高く、なかなか現物を見ることができないCOMEX Ref.16600は、入荷があれば即完売するほどの人気ぶりです。

デイトナRef.16520・P品番

世界で初めて防水機能付きクロノグラフムーブメントを搭載した、モータースポーツ用モデルとして開発されたデイトナは、ロレックスの王様と呼ばれるほど人気の高いモデルです。もともとデイトナは生産数が少ないため、通常のモデルであっても入手困難といわれており、全体的に価格が高騰しがちなモデルです。デイトナの現行モデルに至るまでには、何度かモデルチェンジが行われましたが、今回ご紹介するRef.16520のP品番といわれるものは、このモデルチェンジによって価値が高まったものです。前述のとおり、デイトナはクロノグラフムーブメントを搭載したモデルですが、2000年までのクロノグラフムーブメントは、ロレックスの自社開発製造ムーブメントではなく、他社の高性能なムーブメントに自社で改良を加えたものでした。2000年のモデルチェンジを機に、Cal4130という完全自社開発製造のクロノグラフムーブメントに切り替わるのですが、その直前までのモデルには、ゼニス社のエルプリメロというクロノグラフムーブメントが搭載されていました。Ref.16520は、このゼニス社のエルプリメロが搭載されているモデルで、さらにP品番は、モデルチェンジが行われる前の最後の製造品番といわれています。他社開発製造ムーブメントから完全自社開発製造ムーブメントに切り替わる大きなタイミングのモデルであること、そしてその最終品番であることが、マニアの心を揺さぶるようです。

いかがでしたか? ロレックスの時計は、調べれば調べるほど奥が深く、男性のマニア心を刺激するエピソードばかり。今回ご紹介したこの二つのモデルに関しても、エピソードを知ることで、より価値の高いものを入手したいという気持ちにさせられますよね。同じ型番でも、製造品番によってこれほどまでに価値が変わる時計ブランドは、ロレックスのほかにありませんよね。

最後に、お手持ちのロレックスの価値をお知りになりたい方は、こちらをご覧ください。

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