ロレックスの防水性はどのくらい?
時計に防水機能が装備されているといっても、「本当に水に濡れても大丈夫なの?」と不安です。精密な機械だからこそ、スペック次第では慎重に取り扱わなくてはならないものもたくさんあります。数ある時計ブランドのなかでも、ロレックスの時計は、高い防水性が評価されているといわれていますが、実際どの程度なのか疑問ですよね。そこで今回は、高い防水性を誇るロレックスの時計はどこまで耐えられるのか、ロレックスを熟知した経験豊富な査定員が解説します。また、ロレックスの時計が防水面でどのくらい高い性能であるのかを知るため、一般的な時計の防水性能の範囲もご紹介します。
時計の防水性はどこまで耐えられるの?
防水性能は時計によってさまざまで、使用の際に判断を誤ると、故障の原因にもなります。防水機能がついた時計を持つのなら、防水性能について正しい知識を持っていたほうが安心です。まずは一般的な時計の防水性能について、どこまで耐えられるのか理解しておきましょう。一般社団法人日本時計協会(JCWA)によると、防水時計の種類は、日常生活用防水時計、日常生活用強化防水時計、空気潜水時計、飽和潜水時計という4つの種類に分類されています。それぞれの種類における防水性能の範囲は次のとおりです。
日常生活用防水時計(2~3気圧防水)
水滴がつく程度、汗、雨などには耐えられますが、激しい水圧の変化には耐えられないため、水仕事やウォータースポーツなどには適していません。
日常生活用強化防水時計(5~20気圧防水)
5気圧防水の場合は、水仕事やウォータースポーツで使用しても大丈夫です。10気圧防水、20気圧防水では、水上スポーツにも使用できます。ただ、スキューバダイビングなどの潜水行為には適していません。
空気潜水時計(100~200m防水)
時計に表示されている水深までの水中使用に耐えられます。スキューバダイビングなど、浅海で潜水するときなどに使用できますが、それ以上潜る場合には使用できません。例えば、時計に100mと表示されていれば、水深100mまでなら使用可能です。
飽和潜水時計(200~1000m防水)
時計に表示されている水深までの水中使用に耐えられます。深海潜水などにも対応できるため、プロのダイバーなどがよく使用します。例えば、時計に300mと表示されていれば、水深300mまでなら使用可能です。