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バーキン

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精巧な偽物バーキンの見分け方!大黒屋が写真付きで解説

HERMESバーキンVS偽物バーキン

目次

エルメスのバーキンに憧れをもつ方は少なくありません。

しかし、「バーキンといえば偽物(コピー品) 」といわれるほど、偽物が出回ってしまっているので、購入の際には注意が必要です。

また、最近の偽物は、コピーレベルが非常に高いのが特徴です。

プロの査定員がじっくり鑑定しないと、見分けがつかないものも増えてきました。

もしかしたら、あなたがお持ちのお品も偽物かもしれません。

そこで今回、大黒屋では、コピー率が高い、かなり精巧に作られたバーキンの偽物を入手しました。

どう見分ければいいのか?
また、どのようにして本物に近づけているのか?

本物のバーキンと比較しながら、検証していきたいと思います。

とんでもない量が出回る偽物バーキン

エルメスのバーキンは、数あるブランドバッグの中でも最高級クラスの一つです。

定価はおよそ100万円以上。

中古でも状態がいいものはプレミアがつき、定価以上で売ることができます。

バーキンの人気の理由を挙げたらキリがありませんが、おおまかにいうと以下が挙げられます。

  • 最高級のブランド価値
  • 一流の素材を使用
  • 職人がひとりで一つのバッグを作り上げるため、大量生産できない
  • 極上の使い心地
  • 高い耐久性
  • 破損してもメンテナンスが可能

とくに作業工程の多くが手作業のバーキンは、完成までに何十時間もかかり、大量生産ができません。

それでも購入したい人が後を絶たず、年単位で予約を入れなければ、手に入らないのです。

手に入りにくいからこそ高額。
だからこそ、そこにつけこむ偽物が次々と生産されています。

プロも見分けられない偽物バーキンがある

早速、こちらのバーキンをご覧ください。

どちらもエルメスのバーキン30です。

色は違いますが、素材、金具は同じ仕様になっています。

実はこのバーキン、片方は偽物です。どちらが偽物かおわかりになりますか?

答えは、グレーのバーキンが偽物です。

見た目だけではまったく違いがわかりません。

ここからは、この偽物を隅から隅までじっくりと鑑定して、正体を暴いていきたいと思います。

でも、今回はかなり手強い相手になりそうです。

本物のほうが革の溝が深い?

手始めに、バッグの表面の素材を見比べてみましょう。

《 本物 》
《 偽物 》

こちらの素材はトゴと呼ばれる、1997年に登場した牛革素材です。

※トゴ
エルメスの中で最も人気のある牛革素材。程よい柔らかさがあり、型押し模様により、傷がついても目立ちにくい。バーキンに限らず、エルメスのバッグや小物に幅広く使用されている。

よく見ると、偽物は型押しが細かく本物のほうがシワの溝が深いです。

ただし、これは本物と見比べて、はじめてわかる違いですね。

偽物の素材だけ見たら、査定員でもわからないかもしれません。

手触りを比べても、本物と偽物は同じような柔らかさでした。

外見だけで、偽物を見破るのは難しそうです。

ファスナーも刻印も本物そっくり!最新の偽物とは?

今回の偽物は、非常に精巧に作られていて、これまでの常識が通用しません。

どこがそんなに精巧なのか、ここから具体的に解説していきますね。

バッグの底にある鋲

こちらはバッグの下にあるです。

この鋲はバッグの底面に4ヶ所取り付けられています。

バッグを下に置いた時、革が床に直接触れないように守ってくれる金具です。

《 本物 》
《 偽物 》

この鋲は、偽物を見破るためのポイントの一つです。

偽物の鋲はいびつな形をしていたり、取り付けがねじ込み式で簡単に取れてしまうなど、いかにも偽物という作りだったのです。

ところが、今回の偽物は本物と見分けがつきません。

偽物特有のメッキのムラによる縦線なども見られませんでした。

悔しいですが、このポイントでは偽物と断定ができません。

エルメスの金の刻印

バッグの蓋を開けると『HERMES PARIS MADE IN FRANCE(エルメス・パリ・メイドイン・フランス)』という刻印があります。

これは文字をプレスし、その上から金色の塗料が付けられているものです。

《 本物 》
《 偽物 》

この刻印の字体や仕上がりも、これまで偽物を見分けやすいポイントでした。

偽物は明らかに違う字体が使われていたり、塗料がはみ出しています。

しかし、今回の字体は、本物も偽物もほぼ同じです。

目を凝らしてみると、偽物の刻印はしっかりプレスされておらず、周りの革とのメリハリが感じられませんし、塗料がやや文字からはみ出して、ぼやけています。

ただし、本物もプレスがズレたり、塗料がはみ出すことがあるのです。

残念ですが、この刻印から偽物を見抜くには、やや決め手に欠けます。

ポケットのファスナー

お次は、バッグ内側にあるポケットのファスナーをチェックしてみましょう。

《 本物 》
《 偽物 》

ファスナーを引く、ファスナープルに注目してください。

これまでの偽物は、ファスナープルがだらんと下に垂れ下がっていることが多かったのです。

しかし、今回の偽物は本物と同じようにピンと横になっています。

革の大きさ、金具の形・メッキの状態まで、本物と変わりません。

ここまでのチェックポイントでは明確な偽物の証拠を挙げることができませんでした。

バッグの中心とクロア部分はアラが出やすい

気を取り直して、クロア部分を見てみましょう。

従来はここも偽物のアラが出やすいポイントです。

クロアとは、バッグの裏側から側面の穴を通してあるフラップ(蓋)の留め具です。

こちらは正面左側のクロア金具です。

《 本物 》
《 偽物 》

本物は少し傷が付いていますが、それ以外は偽物とほとんど変わりませんね。

偽物「エルメス」の文字はイマイチなはず…

もう片方の、右のクロア金具をアップで見てみましょう。

《 本物 》
《 偽物 》

HERMES-PARIS(エルメス・パリ)」という刻印を見比べても、両者の違いはほとんどありません。

少し前の偽物は刻印の文字が歪んでいたり、「E」の上の点がなかったりと、偽物の出来は今一つでした。

今回の偽物は刻印の深さや字体がきれいに再現されて、偽物と見抜くのは困難です。

やはり今回の偽物は完全コピーなのでしょうか…。

本物はクロアの鋲が黒ずんでいる!

いえいえ、ついに偽物のアラを見つけました!

クロアの四隅にある4ヶ所の鋲をご覧ください。

《 本物 》
《 偽物 》

本物は鋲の部分が少し黒ずんでいるのがおわかりになりますでしょうか。

実は、本物は鋲を背面から差し込み、余った部分は表面ギリギリのところで切断しています。

その断面をきれいなドーム状に仕上げているので、よく見ると1つ1つ形状が異なるのです。

これは鋲の出っ張りで、周囲のものを傷つけないように仕上げています。

偽物の鋲は本物のような黒ずみはなく、出っ張っています。

実は、偽物は鋲を打ち込んでおらず、金具と一体になって作られているのです。

使う人に配慮して丁寧に作られている本物のこだわりは、偽物には真似ができません。

本物は金具が出っ張っていない

今度はクロアの鋲を裏から見てみましょう。

《 本物 》
《 偽物 》

本物の鋲は革にめり込んでいますね。

これも出張った金具が皮膚やバッグに当たって、傷つかないように配慮されているからです。

しかし、偽物は鋲が革の表面に出てしまっています。

偽物は革が密着していない

クロア金具と革の接着部分を上から確認してみます。

《 本物 》
《 偽物 》

本物は、革と金具が4点の鋲と接着剤によって、完全に密着しているのがわかります。

偽物は鋲の打ち付けが甘いため、革がたわんでいて、隙間が空いてしまっていますね。

時間が経つと、偽物はこのようなところから壊れてしまうことが多いです。

縫い目がわかれば偽物を見分けられる!

今度は、バッグの縫い目に注目してみましょう。

写真は本物のバッグ正面の右上部分です。

まず、本物の縫い目について簡単に説明いたします。

上のふたの部分の縫い目(グリーン円)と、その下の手前の縫い目(ブルー円)をご覧ください。

グリーンは右下がり(⤵)になっています。

手縫いだと、このように右下がり(⤵)に仕上がります。

ブルーは右上がり(⤴)になっていて、これはミシン縫いです。

「エルメスって全て手縫いで作られているんじゃないの?」と思った方もいらっしゃるかもしれませんね。

実は、いくらエルメスでも手縫いは時間と労力がかかるので、必要最低限の部分にのみ施されているのです。

さて、この縫い目を偽物と比較してみましょう。

偽物は手縫いをサボっている

本物も偽物も、縫い目の方向(右上がり、右下がり)は一致しています。

《 本物 》
《 偽物 》

しかし、グリーンの手縫い部分を、よく見比べてください。

本物の縫い目は糸と糸の間が詰まっていて、革に食い込み気味に縫われています。

いっぽう、偽物は糸同士の間隔が開いて、革の表面に糸が浮いている印象を受けます。

また、偽物は縫い目が綺麗に整い過ぎていて、とても手縫いには見えません。

おそらく、偽物のほうは手縫いではなくミシンで縫われているのでしょう。

本来は手縫いのはずなのに、偽物は手を抜いてしまっているんですね。

内側の縫い目の向きが違う!

バッグの内側の縫い目もみてみましょう。

《 本物 》
《 偽物 》

裏側から見てみると

こちらはミシン縫いの部分を裏側から見た写真です。

拡大してみましょう。

《 本物 》
ミシン縫い:裏は縫い目が平行 →
《 偽物 》
ミシン縫いなら裏の縫い目は平行になるはずが、右下がり ⤵

本物のミシン縫いの裏面は、縫い目が並行になっています。

ミシン縫いの場合、表は右上がり(⤴)でも、裏は並行な縫い目になるのが本物の証なのです。

ところが、偽物の縫い目は、なぜか右下がり(⤵)の縫い目になっています!

これは明らかに偽物です。

ちなみに、もしこれが手縫いだったとしても、偽物は表面がミシンの縫い目(右上がり⤴)、裏側が手縫いの縫い目(右下がり⤵)で、矛盾しています。

本物の手縫いならば、表も裏も右下がり(⤵)の縫い目にならなければいけません。

なぜなら、エルメスで使われているクウジュ・セリエと呼ばれる独自の手法では、縫い目の方向が裏から見ても表から見ても同じになるからです。

※クウジュ・セリエ
裏面と表面から糸をクロスする縫い方。片側がほつれても、もう一方の糸が残るので、縫い目に穴があくことはない。

偽物は縫い終わりが甘い

お次は、バッグの角、前面と側面の革を縫い合わせた部分に注目してください。

《 本物 》
《 偽物 》

もう少し拡大してみましょう。

《 本物 》
《 偽物 》

革同士を縫い合わせて、返し縫いが施されています。

本物は、糸と革が同色なのでわかりづらいですが、3~4針分返し縫いがされています。

手縫い独特の食い込みがあり、しっかりと縫い合わされていることがわかりますね。

偽物も一番上から4針分返し縫いがされていますが、ミシンで縫われているようで、手縫いのような食い込みがありません。

このように、エルメス職人の縫い目を見分けるには、手縫いとミシンの縫い目の印象が一つのポイントになるでしょう。

手触りやニオイも確認

ここまでは見た目を中心に、偽物との違いをチェックしてきました。

しかし、偽物の判定は、視覚だけではなく、五感をフルに使ってみることも大切です。

金具を動かして重みがあれば本物

バッグ上面に取り付けられているドーナツ状の金具を見てみましょう。

これはクロアベルトをひっかけて留める金具です。

《 本物 》
《 偽物 》

見た目は、偽物も本物もそっくりです。

かつての偽物ならば、ドーナツ状の内側の仕上げが雑に作られていました。

ところが、最近は3Dプリンターの登場で、本物そっくりのパーツを作ることができるようになったのかもしれません。

また、本物のパーツを流用している場合もあります。

しかしながら、偽物の決め手となるポイントを発見しました!

それは金具を回した感触です。

本物は、金具を回すと若干重みを感じるようにできているのです。

しかし、偽物はスムーズにくるくる回りました。

本物は簡単にクロアが開かないように、配慮されているのでしょう。

こういった細かい使用感は、本物と偽物の差を生みやすいかもしれません。

合皮はゴムのニオイがする

最後に、昔からずっと変わらない見分けポイントを紹介します。

極めて原始的な方法です(笑)

それは、革のニオイをかぎ分けることです。

上質な革を使用するとコストがかかるので、偽物の多くは合皮を使用しています。

合皮はゴムのような、接着剤のような、特有の刺激臭があります。

ある程度、この独特のニオイを消すことができますが、敏感な人ならすぐにわかると思います。

この合皮のニオイをしっかりと記憶できていれば、偽物を見破ることができるかもしれません。

ただし、日々進化をしている偽物ですから、いずれは上質な革に似せた新たな素材が出てくるかもしれませんが…。

偽物には合皮特有のニオイがあるはずです

偽物との戦いは永遠に続く・・・

偽物バーキンとの戦い、いかがでしたか?

コピー率の高い偽物であっても、いくつか偽物と確証できるポイントをみつけることができましたね。

実は本編にてご紹介できませんでしたが、少なくともあと4ヵ所は偽物と判別できるポイントが存在します。

日々商材を研究し、研修を重ねている大黒屋査定員だからこそ見分ける事ができるポイントなんです。

大黒屋では、雨後の竹の子のように現れる新作偽物の情報を全国の店舗から幅広く収集しています。

しかし、偽物も日々進化しているため、まだまだイタチごっこは続きそうです。

われわれ大黒屋の査定員は、今回紹介したバーキン以外のエルメス製品も偽物を見分ける数多くのポイントを熟知しております。

バーキンをご売却の際、ご不安をお持ちであれば、是非一度大黒屋までご相談ください!

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