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ルイ・ヴィトン

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偽物ルイ・ヴィトンを簡単に見破る方法をこの道13年の大黒屋査定員が解説

「ネットオークションやフリマアプリで売られているヴィトンを買いたいのですが、偽物が多いと聞いて不安です・・・」

「手元にあるヴィトンの財布が偽物かどうか調べたいです。素人でもカンタンに見分ける方法はあるのでしょうか?」

「最近はコピー品の品質が上がっているという話を聞きます。シリアル番号があっても偽物の可能性はありますか?」

もしかしたら偽物かも・・・。
そう思って大黒屋へルイ・ヴィトンの財布やバッグをご売却査定のために、お持ちになるお客様は少なくありません。

最近はオークションサイトアプリなどでブランド品をお買い求めになるお客様が増えたこともあり、偽物をつかまされる被害に遭う方も非常に増えました。

お持ちのルイ・ヴィトンのバッグが偽物だったら、これまでのように外に持ち歩くのはイヤですよね・・・。

とはいえ、我々のような鑑定士のところへ査定に出向くのもメンドクサイ・・・。

そのお気持ち、よくわかります。

できることなら、手間ヒマかけずに自分でセルフチェックができたらいいですよね。

こんにちは。
大黒屋で13年間、ブランドバックを中心に査定を行ってきた、査定員の中村でございます。

私は毎日、膨大な数のブランド品を査定しておりますが、ルイ・ヴィトンのケースでいうと、100件中、5件から10件は偽物を疑うお品に出くわします。

しかも、それらの偽物はこの10年でかなりの進化を遂げているんですね・・・。

以前は一目でわかるような粗悪な偽物が多かったのですが、今では本物同様キレイに仕上がった偽物が次々と生まれています。

正直、その違いを見分けるのは、我々のようなプロでさえ至難の業です。

それでは、我々プロは、どのように本物と偽物を見分けているのでしょうか?

実は、ひとつのポイントだけでなく、偽物と思われる細かい状況証拠を積み上げ、総合的に真贋を判断しているのです。

たとえば、ルイ・ヴィトンの場合、モノグラムの柄が1ミリ弱ズレているとします。

そこで、我々は偽物の可能性を疑うわけですが、それだけで偽物と判断することはありません。

そのような偽物と疑えるポイントをいくつも積み上げていき、最終的に診断を判断するわけです。

「そんな細かいところまで確認できないよ!」

そう思われるかもしれません。

しかし、我々のようなプロではない一般の方でも、この積み上げ方式の真贋チェックは可能です。

今回、私がこの記事を執筆しているのは、それを証明するためでもあります。

もちろん、非常に精巧に作られているコピー品を見破るのは難しいかもしれません。

しかし、世の中に出回っている偽物がすべて精巧な偽物なわけではないので、セルフチェックでも十分に見破ることができるんです。

これからお伝えするルイ・ヴィトンの偽物ノウハウは、大黒屋が長年積み上げてきた知識と経験をもとに作られています。

とくに今回は、本物と見比べて明らかに違うというチェックポイントを抜粋して紹介していきましょう。

本物のお品物であっても、偽物と酷似する特徴があるかもしれませんが、あくまで総合的な判断となりますのでご安心ください。

ぜひお手元にルイ・ヴィトンを準備して、探偵になったつもりでお調べになってみてください。

この記事がすべてのルイ・ヴィトンユーザーに届くことを願っております。

それでは本編へまいりましょう。

今回紹介する大黒屋の査定員です。

  • 中村

    中村:経験豊富なベテラン査定員。「初心忘るべからず」の生真面目な性格。

  • 堀井

    堀井:リサイクルショップでのバイト経験あり。
    どんな品物でも対応できる万能査定員。陽気なイジられキャラ。

大黒屋に持ち込まれるルイ・ヴィトンの1割に偽物の疑い

堀井
堀井

中村さん!ちょっとこのヴィトンの財布をみてください!

中村
中村

どれどれ、ルイ・ヴィトンのポルトフォイユ・クレマンスだね。

ルイ・ヴィトンのポルトフォイユ・クレマンス

堀井
堀井

どうも偽物のような感じがするんですが・・・。

中村
中村

(・・・沈黙)

堀井
堀井

どう思いますか?

中村
中村

これは・・・、偽物だな!

堀井
堀井

え!?なんですぐにわかるんですか!?

中村
中村

まぁ、査定歴13年の経験と知識だね。フフン。

堀井
堀井

さすが!

中村
中村

しかし、最近の偽物は進化しているから、本物と見分けがつかないものも多いよ。

堀井
堀井

偽物も進化しているんですね・・・。

中村
中村

昔の偽物と言えば、へっぽこ職人が本物の真似をして作っているだけだったから、すぐに偽物だとわかったけれど、今の偽物はマシンによって精巧に作られているから仕上げもキレイなんだよね・・・。

堀井
堀井

偽物にも技術革新が・・・。

中村
中村

とりあえず、社内にある本物のポルトフォイユ・クレマンスを持ってきたまえ。

それと比べて検証してみよう。

モノグラム柄の配置とプリントで偽物を見分けよ

堀井
堀井

本物のポルトフォイユ・クレマンスの新品を用意しました!

中村
中村

この花の付いたポルトフォイユ・クレマンスは2018年新作の財布だから、偽物も新作なんだよなぁ。

これは見抜くのが難しそうだ・・・。

偽物と本物のポルトフォイユ・クレマンスの新品

堀井
堀井

パッと見はどちらが偽物かまったくわかりませんね。

偽物は花びらの柄がはみ出している

中村
中村

まずは表面のモノグラムの柄から見てみよう。モノグラム(※)のプリントの位置で、偽物とハッキリわかることがあるんだ。

(※)モノグラム
「LV」マークと家紋をイメージした花を散りばめた、ルイ・ヴィトンの革製品にあしらわれている柄。

  • 本物のモノグラムのプリント
  • 偽物のモノグラムのプリント

中村
中村

ルイ・ヴィトンのバックや財布は、モノグラムの柄の位置・・・どの柄がどこにくるか99%決まっている。

財布の上部に注目したまえ。

  • 本物の財布上部モノグラムのプリント
  • 偽物の財布上部モノグラムのプリント

中村
中村

偽物は、財布の上部に花びらの端がちょっとだけ入ってしまっている。

堀井
堀井

ホントだ!偽物は花びらの柄が上からはみだしています。

でも本物はキレイに柄がおさまっていますね。

  • 本物の財布上部花びらの端のプリント
  • 偽物の財布上部花びらの端のプリント

中村
中村

本物ならば、財布の面にモノグラムのプリントが上下左右ともシンメトリーになるように、バランスよくカットされているはずなんだ。

偽物は微妙に柄の配置がずれていることが多いんだよね。

偽物はモノグラムのプリントにムラがある

中村
中村

表面のPVCキャンバス(※)のプリントを見てみよう。

(※)PVCキャンバス
ルイ・ヴィトンの革製品に使用されている人口の革。天然の皮ではなく、布に特殊なコーティングが施されている。

  • 本物のモノグラムのプリント
  • 偽物のモノグラムのプリントにムラ

中村
中村

ではモノグラムの「LV」マークに注目してみて。

  • 本物のモノグラムのプリント拡大
  • 偽物のモノグラムのプリントにムラ拡大

堀井
堀井

たしかに、偽物のほうは全体的にプリントがハッキリしておらず、ぼんやりしていますね。(※)

中村
中村

色が濃いところと、かすれそうなくらいに薄いところ・・・、ムラがあるよね。

堀井
堀井

対照的に、本物は柄も文字も均一にプリントされてムラがありませんね。

中村
中村

こういった点を比較すると、偽物は雑に作られているということがわかるよね。

(※)使用していると表面のプリントがかすれてくることがあるので、中古品の場合は偽物とは限りません!

花のチェーンに注目してみよう!偽物は市販素材を使用している

中村
中村

次に花のアクセサリーに注目しよう。

堀井
堀井

花のアクセサリーは、ポルトフォイユ・クレマンスの一番の特徴でもありますね。

  • 本物の花のアクセサリー
  • 偽物の花のアクセサリー

チェーンが不格好に長い

中村
中村

まずチェーンを見比べてみよう。

偽物と本物の花のアクセサリー比較

堀井
堀井

あっ!チェーンの長さと輪の大きさが、偽物と本物でまったく違いますね!

中村
中村

一目でわかるよね(笑)

偽物と本物の花のアクセサリーチェーンの長さ比較

堀井
堀井

なぜ、偽物は明らかに偽物とわかるチェーンを使っているんですか?

中村
中村

本物のルイ・ヴィトンは、そのモデルだけに使われる専用のパーツを特注で製造している。

でも、偽物はそのパーツが手に入らないから、汎用パーツを使用しているんだろう。

堀井
堀井

偽物は材料費をケチっているんですね。

チェーンの輪の部品がおかしい

中村
中村

続いて、花の金具が取り付けられている輪の金具も比べてみて。

偽物と本物の花のアクセサリー輪の金具比較

中村
中村

一見わかりにくいけれど、本物と偽物では違うものが使われているんだよ。

  • 本物の花のアクセサリー輪の金具拡大
  • 偽物の花のアクセサリー輪の金具拡大

堀井
堀井

本当だ!偽物はよくありそうな金具を使用しているけれど、本物は珍しい金具を使っていますね。

中村
中村

本物は、ひとつのパーツではなく、平たい金具の上に別の金具を組み合わせていて、手が込んでいるね。

おそらくこのパーツも、ポルトフォイユ・クレマンスのオリジナルのパーツなんだと思うよ。

堀井
堀井

やはり、偽物はコストをおさえるために、市販のパーツを使っているんですね、

花の塗料の仕上がりがイマイチ

中村
中村

さらに、花の周りを縁取っている、黒い部分に注目してみよう!

  • 本物の花のアクセサリー塗料の仕上がり
  • 偽物の花のアクセサリー塗料の仕上がり

堀井
堀井

あ!偽物は赤い塗料が黒い部分にはみ出していて、仕上がりが雑ですね!

中村
中村

本物のほうが、赤と黒の塗料がキレイに塗られていてメリハリがあり、完璧な仕上がりだよね。

こういう部分は職人が手でやっているから、技術の差が出るんだよね。

堀井
堀井

偽物の職人は、本物の職人の技術に追い付いていないということですね。

本物は金のボタンにキズが多い

中村
中村

さらに、花の真ん中についている金のボタンに注目してみよう。

花の真ん中についている金のボタン

中村
中村

1センチ弱の小さなボタン部分を、ルーペで拡大してみたものがこちら!

  • 本物の花の真ん中についている金のボタンをルーペで拡大
  • 偽物の花の真ん中についている金のボタンをルーペで拡大

堀井
堀井

本物と偽物を見比べると、本物のほうがずいぶん傷がありますね

中村
中村

偽物のほうがキレイだよね。
本物は表面がボコボコして、偽物に比べるとキズが多い。

堀井
堀井

この部分だけ見ると、偽物のほうを本物と思ってしまいそう・・・。

中村
中村

本物も新品だから、経年劣化のキズではなく、最初からこの状態なんだよ。

堀井
堀井

そうなんですね!横から見てみても、偽物のほうがキレイです。

  • 本物の花のボタンをルーペで拡大し横から見る
  • 偽物の花のボタンをルーペで拡大し横から見る

中村
中村

では『LOUIS VUITTON』の文字に注目してみて。

本物の文字は、彫ったものではなく、金属を型に流し込んで固めて作っているんだ。

堀井
堀井

では、表面のザラザラは型に流し込んだ時にできた【独特の粗さ】なんですね。

中村
中村

それに対して、偽物の刻印はレーザーで彫られたようで、不自然なほどキレイに整っている。

堀井
堀井

本当ですね。たしかに気持ち悪いくらいキレイです。

中村
中村

最近の偽物は、機械仕上げのせいで、こんな風にキレイに仕上がってしまっているんだよね。

堀井
堀井

なるほど・・・。
なかなか見分けるのが難しいですね・・・。

中村
中村

昔のヴィトンの偽物は、こういう文字の書き方が雑で、ボタンの形そのものも変だったんだけどね・・・。

最近は『不自然すぎるくらいキレイなのが偽物の特徴』になってきているんだよ。

偽物は横から見るとさらにアラがいっぱい

中村
中村

次は側面から財布を見てみよう。

  • 本物の財布を側面から見る
  • 偽物の財布を側面から見る

堀井
堀井

一見すると、偽物も本物も変わりないように見えますが・・・。

中村
中村

いや、そんなことはない。
側面にも偽物を見分けられるポイントがたくさんあるんだ。

本物はシャープ 偽物は分厚い

中村
中村

まずは本物と偽物の厚さを比べてみよう。

偽物と本物の財布を側面から見た比較

堀井
堀井

偽物のほうが、少し分厚いですよね。

中村
中村

本物のほうがシャープなんだよね。

堀井
堀井

なぜですか?

中村
中村

おそらく、偽物は採寸し尽くされていないんだ。

素材の革や布を緻密に縫い合わせていないから不格好になってしまうと考えられる。

堀井
堀井

なるほど。

赤いロウが微妙にはみ出している

中村
中村

革の端を赤いロウで縁どっている、コバ(木端)処理と呼ばれるところを見てみよう。

(※)コバ(木端)処理
革の劣化が進行しないように革の端をロウで縁取ること。

  • 本物の財布のコバ(木端)処理
  • 偽物の財布のコバ(木端)処理

堀井
堀井

たしかに、本物はロウのコバ処理が均一で、赤いラインが一直線に描かれていますね。

中村
中村

偽物はフチが凸凹している。一直線ではなく、まっすぐになっていない。

重ねて比べるとよくわかるよね。

偽物と本物の財布のコバ(木端)処理比較

堀井
堀井

これは職人さんが手でコバ処理しているんですよね。

だとしたら、かなり卓越した技術が必要ですね。

中村
中村

おそらく偽物は機械処理でやっている可能性が高いよね。

ファスナーの付け根の金メッキがゆがんでいる

中村
中村

今度はファスナーの付け根の部分に注目。

  • 本物の財布のファスナーの付け根
  • 偽物の財布のファスナーの付け根

堀井
堀井

そもそも使われているパーツが違うようですが、これだけだと見分けがつきません。

中村
中村

堀井!修行が足りん!

穴があくぐらいに金メッキされた表面を見てみるんだ。

堀井
堀井

すっ・・・すみません!
どっ・・・どれどれ・・・。

中村
中村

偽物をよく見ると、メッキの塗りが甘いので、表面が波打っているんだ。

ファスナーの輪が取り付けられている部分をよく見ると、映り込んでいる風景がゆがんでいるのがわかるかい?

堀井
堀井

たしかに目を凝らして見ると、偽物は映り込んでいる風景がゆがんでいますが、本物はゆがみがありませんね。

中村
中村

金メッキもルイ・ヴィトン職人がこだわり抜いている点のひとつ。

しかし、偽物はそこまで手間をかけていたらコストがかかってしまうから、こういうところまでは力を入れてないんだな。

ファスナーエンドにすき間

中村
中村

次にファスナーの最後の部分、ファスナーエンドを見てみて。

偽物と本物の財布のファスナーエンド比較

堀井
堀井

パッと見、違和感がありませんが・・・。

中村
中村

堀井、まだまだだな。よく比べてみるんだ。

偽物はファスナーエンドが端までたどり着いてないんだよ。

堀井
堀井

本当だ!偽物にはすき間があります!

中村
中村

本物はこのモデル専用の特注ファスナーを使用しているので、このように余りが出ることはない。

堀井
堀井

これも偽物は汎用のパーツを使用しているから、サイズが合わなくなってしまうんですね!

本物との違いは財布の中にも続々と・・・

中村
中村

今度は、ファスナーを開けて中身を見てみよう!

偽物と本物の財布の中身比較

ファスナーの反対側

中村
中村

ここも先ほどと同じ点に目を止めてみよう。

ファスナーを開けた時、最後に『V』が達する部分、ファスナーエンドに注目するんだ。

偽物と本物の財布の中身ファスナーエンド比較

堀井
堀井

どれどれ・・・。

  • 本物の財布の中身ファスナーエンド
  • 偽物の財布の中身ファスナーエンド

堀井
堀井

あ!このファスナーも偽物はエンド部分が足りなくなっていますね。

中村
中村

先ほどと同じように、偽物はサイズの合わないファスナーを使っているようだね。

ファスナーのタグをチェック

中村
中村

今度は内側のファスナーの反対側、ファスナープル(ファスナーの取っ手)に注目。

偽物と本物のファスナープル(ファスナーの取っ手)比較

堀井
堀井

これも一見、違いが判りませんが・・・。

  • 本物のファスナープル(ファスナーの取っ手)
  • 偽物のファスナープル(ファスナーの取っ手)

中村
中村

バカモン!
このファスナープルも金属を型に流し込み固めて作っているようだが、アップで見てみると・・・。

  • 本物のファスナープル(ファスナーの取っ手)拡大
  • 偽物のファスナープル(ファスナーの取っ手)拡大

堀井
堀井

あっ!これも本物より偽物のほうがキレイに仕上がっていますね!

中村
中村

そうなんだよ。
本物は表面がクレーターのようにぽつぽつとした穴があいているけれど、偽物は色も表面もキレイだよね。

堀井
堀井

これもさっきと同じように、偽物のほうがキレイすぎるパターンでしょうか。

中村
中村

そうなんだよ、見比べなければわからないけどね。

堀井
堀井

LVマークも微妙に違う気がします。

中村
中村

その通り!『LV』のマークは本物のほうがシャープ、偽物はローマ字がふっくらしている。

ただ、見慣れていないと、このロゴを偽物と見破ることは難しいな。

ルイ・ヴィトンの印字の位置がずれている

中村
中村

次に財布の中を見てみよう。カードスリット(クレジットカードやポイントカードを入れる部分)の下に注目。

  • 偽物のカードスリット

堀井
堀井

金の刻印の場所が微妙に違いますね。

中村
中村

偽物のほうがカードのスリットに近いよね。

堀井
堀井

でも・・・、この偽物をだけを見せられたら、どの位置が正しいかなんてわかりませんよ!

中村
中村

そうだね。この位置に関しては、本物と比べなければ見分けがつかないと思う。

  • lv_wallet_nisemono_card_slit_logo_up偽物のカードスリット拡大

堀井
堀井

金の文字も、一見すると偽物のほうがとてもキレイに仕上がっているように見えますね。

中村
中村

偽物は文字がハッキリしているし、レベルも高い。

堀井
堀井

文字をプレスしたくぼみの上からさらに、金箔の様なものをプレスしているので、かなりの職人技が必要です。

中村
中村

でもね、偽物は『made』の文字が金の塗料がはみ出している。

こういうはみ出し方は本物にはありえない。

堀井
堀井

でっ・・・でも、本物もやや文字がゆがんでいますよ!(笑)

中村
中村

刻印は、昔から偽物を見分けるポイントとして有名だからね。

最近の偽物職人は、それを知ってか、この部分に力を入れて作っている感じがするよ。

堀井
堀井

これは見分けるのが難しいな・・・。

偽物は内側の縫い目が雑

中村
中村

これは先ほどとは反対側のカードスリットの部分。

  • 本物の内側の縫い目
  • 偽物の内側の縫い目

中村
中村

この縫い目に注目したまえ。

  • 本物の内側の縫い目拡大
  • 偽物の内側の縫い目拡大

中村
中村

偽物の上部の縫い目、縫い方が甘いよね。

堀井
堀井

たしかに、偽物はすぐにほつれてしまそうな弱々しい縫い目ですね。

中村
中村

おそらく下の縫い目と同じ強さで縫っていると思われるが、革2枚と、ファスナーの布と合わせて縫わなければならないので、本来は縫い方を変えないとダメなんだ。

しかし、偽物はそういう調節をしてないんだよ。

堀井
堀井

本物は、上の縫い目も、下の縫い目もしっかり縫われています。

中村
中村

機械縫いなんだろうけど、ちょっとしたこだわりが偽物にはないんだよね。

製造番号の位置が違う

中村
中村

そうそう。
ポルトフォイユ・クレマンスには、財布の内側に製造番号が入っているんだ。

本物の財布の内側に製造番号

堀井
堀井

どの部分にですか?

中村
中村

左側のカードスリットが付いた仕切りをめくったところの内側にあるはず。

堀井
堀井

本物にはありますね!【GI2148】と書かれています!

でも、偽物には見当たりません!

本物の財布の内側に製造番号拡大

中村
中村

この【GI2148】は製造番号。

ローマ字が『製造された国』、4ケタの数字が『製造された年月』を表しているんだ。

堀井
堀井

あっ!偽物はファスナーエンド側ではなく、ファスナープルがあるほうに製造番号が入っていますね!

偽物の財布の内側の製造番号位置

中村
中村

【GA0127】という製造番号が書かれているね。

偽物の財布の内側の製造番号拡大

中村
中村

本物なら、ファスナープル側に製造番号が書かれていることはないんだよね。

製造番号の記された位置でこれは偽物だという確信に近づく。

堀井
堀井

製造番号が刻印された位置が問題なんですね。

中村
中村

ポルトフォイユ・クレマンスの製造番号は、必ずこのファスナーエンドの内側に製造番号が書かれているんだ。

  • 本物の財布の内側に製造番号
  • 偽物の財布の内側の製造番号位置

中村
中村

ごくまれに、製造番号の位置を変えることがあるけど、それは大掛かりなマイナーチェンジを行う時だけ。

現行モデルでは、この位置から変わることはないはずだよ。

本物は布のケースも手を抜かない

堀井
堀井

最後は、付属の布袋を見ていきましょう!

布袋のロゴの大きさが違う

中村
中村

本物と偽物、並べるとすぐにわかるね!

  • 本物の財布の布袋のロゴ
  • 偽物の財布の布袋のロゴ

堀井
堀井

ロゴの大きさがまったく違います(笑)!

偽物と本物の布袋ロゴ比較

堀井
堀井

並べてみると、文字サイズの違いが一目瞭然ですね。

中村
中村

文字の大きさだけじゃないよ。

  • 本物の財布の布袋のロゴ拡大
  • 偽物の財布の布袋のロゴ拡大

中村
中村

文字のプリント技術が、偽物のほうは圧倒的に劣っているね。

堀井
堀井

たしかに、偽物のほうは文字のインクがにじんでしまっています。

中村
中村

ルイ・ヴィトンに限らず、こういう布袋のロゴの『にじみ』や『かすれ』は、ほかのブランド品の偽物でもよくあることなんだよね。

堀井
堀井

これで今回のポルトフォイユ・クレマンスは偽物だということがわかりましたね!

証拠を積み上げて偽物を見破れ

堀井
堀井

今回の偽物のポルトフォイユ・クレマンス、かなり手強い相手でしたね。

中村
中村

たしかにそうだね。
最近は偽物がレベルアップしていると感じたよ。

堀井
堀井

今回は、本物と比較しながら偽物かどうかを検証していきましたが、もし本物が手元になかったら、判別が難しかったでしょうね。

中村
中村

とくに最近の偽物はキレイに作られているから、ひとつのポイントだけでは判断のしようがない。

ただ、偽物はコストを抑えないと赤字になってしまうから、どこかに必ず本物に劣る部分があるはずなんだよ。

堀井
堀井

どんなに細かくても、偽物が疑われる点を積み上げて、真贋を判断すること大事ですね。

偽物と本物のポルトフォイユ・クレマンスの新品

使いやすさとニオイで偽物を見分けろ

堀井
堀井

このほかに、ルイ・ヴィトンの財布の偽物を見分ける方法はありますか?

中村
中村

ファスナーのなめらかさや、小銭入れの開けやすさなども注目点だ。

堀井
堀井

ルイ・ヴィトンの職人たちは、使いやすさにこだわって作っていますからね。

中村
中村

それから、ニオイもポイント。

偽物は接着剤や鼻をつく合皮のニオイを放っていることが多い。

そんなニオイは本物ではありえない。

堀井
堀井

たしかに本物は変なニオイがありません!

中村
中村

そして、購入した店舗も重要なポイントだね。

正規店以外のお店やインターネットで個人から購入したものは、一度は偽物を疑ってみるべきかもしれない。

堀井
堀井

「人から頂いたものなんだけど・・・」「並行輸入品で買ったんだけど・・・」ということで大黒屋へご売却に持ち込まれて、実は偽物だったということもありますからね・・・。

中村
中村

ときどき、レシートのようなものを付属させ、『海外の正規店で買った証拠』として付けて販売している不届きな輩がいるらしいけれど、そのレシートも偽造されたものだから注意しなきゃならない。

堀井
堀井

そういうレシートって、金額やお店の名前のようなものが、英語・中国語・韓国語などで書かれているから、それっぽく感じてしまうんですよね・・・。

中村
中村

ルイ・ヴィトンの革製品は保証書がないから、そういうものが出回るんだろうね。

堀井
堀井

フリマアプリなどで、相場よりも安く売られているものは、偽物の可能性も高いので、注意していただきたいですね。

まとめ

中村
中村

いかがでしたか?
最後に今回ご紹介したポルトフォイユ・クレマンスの真贋を見分けるポイントをおさらいしてみましょう。

  • モノグラムの柄が中途半端なところで切れてないか?
  • モノグラムのプリントの濃さにムラはないか?
  • チェーンなどのパーツに安物の既成品が使われていないか?
  • 不自然なくらいキレイな部品はないか?
  • 横から見たときに、シャープさがなく、不格好になっていないか?
  • 革のコバ処理のラインが凸凹していないか?
  • 金メッキされた部分に映り込む風景にゆがみはないか?
  • ファスナーエンドにすき間がないか?
  • ファスナープルの『LVマーク』が不格好ではないか?
  • 財布内の金刻印の文字がにじんでいないか?
  • 縫い目が弱々しく、ほつれそうな箇所はないか?
  • 製造番号の刻印が既定の位置(ファスナーエンド側の内側)にあるか?
  • 布袋の『LOUIS VUITTON』文字がにじんでないか?
  • ファスナーをなめらかに開閉できるか?
  • 小銭入れ・カードスリットなどが使いにくくないか?
  • 接着剤や合皮のニオイはないか?
  • 出所不明なところから購入していないか?

中村
中村

お手持ちのポルトフォイユ・クレマンスが偽物ではないかと思ったら、ぜひこちらのチェックリストを参考にお調べになってみてください。

何よりもまず「偽物をつかまされない事」が大事です。偽物単体で偽物と見抜くのは容易ではありません。

あなたが安心してルイヴィトン製品をお使い頂けることを願っております。

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