中古楽器店、質屋、リサイクルショップなど、中古楽器を取り扱うお店は、持ち込まれた楽器が「盗品でないかどうか」常に神経を使っています。
一方、盗んだ犯人も、持ち主が盗難届けを出す前に売りたいと考えます。
そのため、被害者としては、できるだけ迅速に、盗まれた事実とその楽器の情報を拡散しておく必要があります。
素早く情報を拡散したいのなら、ソーシャルメディアの力を利用しない手はありません。
face book、 twitter、mixi、ブログ、掲示板など、これらのツールを活用して楽器の早期発見に尽力しましょう。
ソーシャルメディアに楽器情報を載せるには?
ソーシャルメディアに楽器盗難被害について載せるには2通りの方法があります。
twitter、facebookなどのアカウントを持っているのであれば、そのまま書き込みを行えばOKです。
掲載すべき情報としては、
- 楽器の種類、名称、型番、特徴
- 盗まれた楽器の画像
- 盗難に遭った当時の状況(日時、場所、経緯など)
このとき、「拡散希望」と入力することをお忘れなく。情報を広めてくれる可能性が高まります。
(facebookなら「シェア」、twitterなら「リツイート」という機能があるので、できれば両方のアカウントを準備しましょう。)
もう一つの方法は、自分のブログなどに詳細を書き、その記事を家族や友人のソーシャルメディアで紹介してもらうという方法です。
ソーシャルメディアに載せる場合、あまり長い文章だと読みとばされてしまう可能性もあります。
そこでおすすめなのは、ソーシャルメディアには「【拡散希望】楽器が盗まれました、探しています。」などの簡単な文章を載せ、そこから誘導するようにしましょう。
掲示板を利用する
楽器店によっては、ホームページに「盗難情報掲示板」を設置しています。
検索エンジンで「楽器 盗難」「楽器 窃盗」などのキーワードで検索をかけると、必ずこうした掲示板の記事が出てきますので、試してみてください。
こうしたところに書き込みをさせてもらうのもひとつの手です。
※書込みを行う際はそれぞれの掲示板の利用規約を確認して利用することを心がけましょう。
避けられないリスク
素早く情報を拡散するために、ソーシャルメディアは非常に有効です。過去の事例としては、ソーシャルメディアを通して盗難楽器がオークションに出品されていることがわかり、取り戻すことに成功したというケースもあります。
一方、情報拡散によって避けられないリスクもあります。
何らかの形で連絡先を公開しなくてはならないので、多少なりとも個人情報は公になります。
また、ソーシャルメディアによっては、「個人情報につながる内容を公開すること」や「他サイトへ誘導すること」を規約違反としているケースがあります。
規約に違反した場合、アカウント停止処分となってしまう可能性も否定できません。基本的に商売目的でなければ問題ないところが多いですが、必ず利用規約をよく確認するようにしましょう。