ベテラン査定員 小林 新
ベテラン査定員 小林 新

2020年はいよいよ東京オリンピックですね!

オリンピックのオフィシャルパートナーであるオメガ。

近年ロレックスの中古買取価格がかなり上昇しているのは、時計愛好者ならご存知かと思います。

実はオメガのスピードマスターも急騰しているのです。

今まさに売り時といえるかもしれません。

オメガといえばやっぱりスピードマスター!ということで、今回はますます勢いが増すスピードマスターについて、ベテラン査定員の小林にインタビューをしました!

オメガをお持ちの方、これからオメガの購入を検討されている方は必見のインタビューです!

目次

オメガは時計初心者にオススメのブランド

高級ブランド時計の中で、オメガはどのような存在ですか?

オメガはロレックスとともに、高級時計の世界では重鎮的な存在です。

歴史、技術力ともに、ロレックスと比較して遜色はありません。

車でたとえると、ロレックスはメルセデス・ベンツ、オメガはBMWといったところでしょうか(笑)。

時計業界をリードしている2大メジャーブランドといえるでしょう。

オメガとロレックス、どちらもファン層は同じでしょうか?

そこは好みが分かれますね。

世界的にみると、コアなファンも含め、ロレックスの方が人気。

ただしロレックスを付けると「いかにも」という印象が強くなるので、ビジネスでの着用は避けるという方も多いです。

「1本ぐらいはスイス時計を持ちたいけど、お金持ちアピールするのはちょっと…」という方がオメガを選ばれるのではないでしょうか。

オメガはどんな人におススメですか?

はじめて高級なスイス時計を買うという方にはおススメですね。

ロレックスより手に入れるハードルが低めといえるでしょう。

オメガは、電池式モデルも含め30万円台の低価格モデルもあります。

また、正規の販売店以外に、ヨドバシカメラさんやビックカメラさんのような家電量販店でも並行輸入品を購入することが可能。

デザインやサイズ、文字盤の色など、メンズ・レディース問わずバリエーションが非常に豊富な点もロレックスとは違うメリットです。

オメガの買取価格が上昇している理由

オメガの買取価格は、現在(2018年)どうなっていますか?

オメガの中古市場での価格は、この2~3年間で急激に上昇し続けている印象です。

中古市場では、主に投資目的での需要として、ロレックスをはじめとする高級時計の価格が上昇しています。

その影響を受ける形でオメガも上昇していて、とくにこの2~3年(2015~2018年)はその傾向が顕著です。

そのなかでもとくに査定員の注目を集めているのがスピードマスターです。

オメガの価格上昇の要因はなんでしょうか?

次のような原因が考えられます。

要因① 定価そのものが上昇した

ここ数年、高級時計の市場全体で定価が上昇していることが要因の一つです。

それに連動して中古価格も上がっています。

たとえば、オメガのスピードマスター・プロフェッショナルという定番の人気商品の場合。

2014年に、定価が40万円前半から50万円後半へ、15万円ほど上がりました。

要因② そもそも割安だった

ロレックスと比べると、かつてのオメガの中古時計は非常に割安だったように思います。

オメガの定価はロレックスとほぼ同じくらいです。

しかしオメガの中古価格は10万円前後~20万円半ばくらいと、ロレックスよりも下でした。

現在のオメガの中古価格は値上がりし、ようやくロレックスと肩を並べるような価格になったといえるのではないでしょうか。

要因③ ロレックスがあまりにも値上がり過ぎたのでオメガに流れた

投資目的でロレックスを購入する人が増え、中古相場の値上がりはここ数年ピークを迎えています。

ロレックスの主要なスポーツモデルは軒並み50万円以上です。

このようにあまりにも値が上がりすぎたため、ロレックスの代わりにオメガを求めたというのも考えられます。

要因④ アジアの富裕層が買い漁っている

中国を中心とするアジアの富裕層が、高級時計を買い漁っているために相場が上がっています。

中国ではオメガが日本以上に人気なので、日本国内の中古オメガは続々と海外に流出しているんですよ。

年々、国内のオメガの中古時計の本数は減り続けていましたので、必然的に価格の上昇が起こっています。

要因⑤ 人気の再燃

オメガのスピードマスターはNASAの公式時計として歩んできた歴史があります。

特に『世界で初めて月にいった腕時計』である、スピードマスター・プロフェッショナルにはロレックスやその他の時計にはないストーリー性があり、根強い人気を保ち続けています。

要因⑥ 生産本数が少ない限定モデルの値上がりが著しい

オメガの中でも価格上昇が著しいのが、限定モデルです。

限定モデルは生産数が少ないために希少価値が高く、それだけで値が上がりやすくなります。

極々一部の限定モデルだけ…ではなく、全体的にどのモデルも上がっているため、
この勢いは本物である、といえるのではないでしょうか?

価格上昇が著しい、オメガのスピードマスターについて、さらに詳しく掘り下げていきましょう。

10万円も買取価格が上がったスピードマスター

価格が上昇しているモデルは?

定番ラインのスピードマスタープロフェッショナルをはじめ、オートマチックモデル、コラボの限定モデル、どれも中古価格は上昇傾向にあります。

それぞれの価格の推移について具体的にみていきましょう。

スピードマスタープロフェッショナル

名称 スピードマスター プロフェッショナル
型番 3570.50
発売当時の定価 40万円
15年前の買取価格 14万円
現在の買取価格
(2018年10月現在)
25万円
参考 新モデル311.30.42.30.01.006
(定価67万円)

スピードマスタープロフェッショナルは、オメガを代表する息の長いモデル。

オメガはNASA(アメリカ航空宇宙局)の公認時計ですが、スピードマスターはアポロ13号の船内でも使われていたことで有名です。

「宇宙船の機器が停止した危機的状況で、頼れる計測機器がスピードマスターのクロノグラフのみ」という場面で役割を果たし、乗組員たちを無事に地球へ帰還させました。

このエピソードは、たびたび書籍や映画でも取り上げられています。

定番ラインなので、もともと根強い人気を博していましたが、ここ数年さらに人気が過熱しています。

15年前の買取価格は14万円程度でしたが、現在はなんと25万円!

10万円近く値を上げていることになりますね。

スピードマスター リデュースド(スピードマスター オートマチック)

名称 スピードマスター リデュースド
型番 3510.50
発売当時の定価 22万円程度
15年前の買取価格 5~6万円
現在の買取価格
(2018年10月現在)
11~12万円

スピードマスター プロフェッショナルとよく似ていますが、スピードマスター リデュースドは、プロフェッショナルの廉価版にあたります。

日常生活での使用を考慮した自動巻きのモデルで、ケースサイズもプロフェッショナルと比べるとちょっと小さめ。

10年ほど前までは、中古10万円を切る価格で店頭に並んでいましたから、学生や新社会人でも手に入りやすい入門モデルでしたね。

しかし、今となってはプロフェッショナルの高騰に引っ張られて、価格が上昇。

買取価格は10年前の2倍程度になっています。

発売当時は手に入れやすい価格だったので、お持ちの方も多いのではないでしょうか。

売るなら今がチャンスかもしれません!

スピードマスター デイト

名称 スピードマスター デイト
型番 3513.50
発売当時の定価 30万円
15年前の買取価格 8万円
現在の買取価格
(2018年10月現在)
11~12万円

こちらもスピードマスター リデュースドと同じく自動巻きのモデルで、日付表示があります。

日常使いには最適で、比較的安価で手に入るモデルでしたが、こちらもリデュースドに連動して値を上げています。

スピードマスター プロフェッショナル ムーンフェイズ

名称 スピードマスター プロフェッショナル ムーンフェイズ
型番 3575.20
発売当時の定価 25万円程度
15年前の買取価格 20万円
現在の買取価格
(2018年10月現在)
30万円以上
参考 生産終了 ベゼルがK18WG製

18金ホワイトゴールド製のベゼルにホワイト色の文字盤とムーンフェイズ、メタリックブルーの大きなアロー針という、スピマス(スピードマスターの略)らしくないエレガントなモデルです。

プロフェッショナルシリーズは、かつては15万~20万円程度と、非常に割安の買取価格でした。

それが黒文字盤の人気の影響もあり、今や10万円以上買取金額がアップしています。

ホワイトカラー文字盤の人気も高まっているので、今後ますます価格が上昇するかもしれません。

マルイ限定モデル(ジャパンマルイリミテッド)

名称 スピードマスター
マルイ限定モデル ジャパンマルイリミテッド
型番 3510.21.00
発売当時の定価 25~30万円
15年前の買取価格 8万円
現在の買取価格
(2018年10月現在)
35万円
参考 限定品のため生産終了

白地に黒目の文字盤が特徴で、愛好家の間ではパンダフェイスと呼ばれています。

この白×黒のパンダ文字盤は、ロレックスのデイトナをはじめ、世界的に人気が出ているデザイン。

しかも、このモデルは15年ほど前にマルイ限定で発売された商品なので、買えるのは日本国内だけという限定品なのです。

当時は、通常のリデュースドモデルと同等か、少し上乗せ程度の買取金額でした。

スピードマスター人気×パンダ文字盤人気×流通量の少ない限定モデルという相乗効果で、急激に価格が上昇しているモデルといえるでしょう。

スピードマスター スヌーピーアワード

名称 スピードマスター プロフェッショナル
スヌーピーアワード
型番 3578.51.50
発売当時の定価 35~40万円
15年前の買取価格 20万円
現在の買取価格
(2018年10月現在)
90~100万円
参考 限定5441本

オメガがスヌーピーとコラボした可愛らしい限定モデル。

ただ、この時計は人を選ぶので、発売当時の買取価格20万円程度でした。

それがなんと!

2018年現在の買取価格は、100万円まで跳ね上がっています!

とくにこの2~3年は異常な急騰です。

ちなみに、スヌーピーはNASAの公式キャラクターなんですよ。

NASAには、NASAの宇宙計画に関わった人や企業に贈る「シルバースヌーピーアワード」という賞があります。

オメガもNASAに貢献したことが認められ、シルバースヌーピーアワードを受賞しました。

受賞したことにちなんで2003年に作られたのが、このスヌーピーとコラボしたスピードマスターなんです。

生産数は全世界で5441本と決して少なくない限定本数品なのですが…。

あれよあれよという間に、100万円以上の価値になってしまいました。

アラスカプロジェクト限定モデル

名称 スピードマスター プロフェッショナル
アラスカプロジェクト限定モデル
型番 311.32.42.30.04.001
発売当時の定価 65万円
15年前の買取価格 20万円
現在の買取価格
(2018年10月現在)
90~100万円
参考 限定1970本

アラスカプロジェクト限定モデルは、宇宙の過酷な気温の変化に対応するべく開発された試作品を、忠実に再現した復刻モデルです。

アルミ製の赤いケースカバーを付けていると、缶詰のように見えますよね(笑)。

このカバーのおかげで、マイナス148℃~プラス260℃まで耐えることができます。

しかし、見た目が個性的なので、「実際にコレ使う人いるの?」と思ったのは私だけではないはず。

案の定、発売当初は話題性のみが先行し、実際に購入される方は一部のコレクターだけ…という状況で、中古の買取金額もかなり割安でした。

それが今(2018年)や100万円以上の値がつくこともあります。

発売直後の買取価格は20万円程度だったことを考えると、すさまじい値上がりですよね。

発売当時は人気のなかった限定モデルは、希少価値が高まり、かえって高値がつきやすくなることがあるのです。

オリンピックの影響でさらに価格上昇!?

オメガのスピードマスターの価格上昇はいつまで続くでしょうか?

時計業界全体が上昇傾向なので、まだまだ上がり続けると思います。

ほかの時計に比べて、オメガは作りがしっかりしていて、ロレックスよりも優れている点がたくさんあるので、伸びしろはありますね。

とくにオメガは2020年東京オリンピックの公式スポンサー企業でもありますから、オリンピック特需も期待できるかもしれません!

大黒屋より一言

今が旬のスピードマスター。売りに出せば思わぬ高値がつくかもしれません。

引き出しに眠っているオメガをお持ちの方、スピードマスターをもっと知りたいという方は、まずはお気軽に大黒屋へご相談いただければと思います!