ウイスキー買取

ジャパニーズウイスキーはスコッチが基になっていますが、日本人向けに飲みやすく改良されているのが特徴です。ウイスキー・バイブル2015では「シングルモルトウイスキー山崎シェリーカスク2013」が世界最高のウイスキーに選出されるなど、世界的に日本産ウィスキーの評価は高まっています。国産ウイスキーのシェアは主要銘柄が山崎・響・白州のサントリーと竹鶴・余市・宮城峡が代表的なニッカウヰスキー(アサヒ)で大部分を占めています。

スコッチ・ウイスキー(Scotch whisky)はイギリス北部に位置するスコットランドで生産されているウイスキーの事でピートの煙に由来する”スモーキフレイバー”と呼ばれる特有の香りがあります。スコッチウィスキーは原料等の違いによりモルトウイスキー、グレーンウイスキー、ブレンデッドウイスキーに分けられ、大麦100％がモルトウイスキー、とうもろこしが主原料となるのがグレーンウイスキー、モルトウイスキーとグレーンウイスキーをブレンドして作られるウィスキーがブレンデッドウイスキーと呼ばれ、現在流通しているスコッチウィスキーの約8割はブレンデッドウィスキーと言われており、全世界のウイスキー流通量の約7割を占めています。

アメリカン・ウイスキーと言えば代表的なのがバーボン・ウィスキー(Bourbon whiskey)です。バーボンはアメリカ・ケンタッキー州を中心に製造されているウイスキーで、主原料のとうもろこしが51％〜80％未満含まれているものがバーボンウイスキーとされています。主な銘柄にはワイルドターキー(WILD TURKEY)、ヴァンウィンクル(VAN WINKLE)、マーチン・ミルズ(Martin Mills)、エヴァン・ウィリアムズ(Evan Williams)、ジム・ビーム(Jim Beam)、アーリータイムズ(EARLY TIMES)、I.W.ハーパー(I.W.HARPER)、フォアローゼズ(FOUR ROSES)、イーグル・レア(EAGLE RARE)、オールド・エズラ(OLD EZRA)、ウッドフォードリザーブ(WOODFORD RESERVE)、バッファロートレース(BUFFALO TRACE)、メーカーズマーク(Maker's Mark)、ブラントン(Blanton's)、エンシェント・エイジ(Ancient Age)、エライジャ・クレイグ(ELIJAH CRAIG)、オールド・グランダッド(OLD GRAND-DAD)、コック・オブ・ザ・ウォーク(COCK of the WALK)などがあります。

アイリッシュ・ウイスキー(Irish whiskey)は、アイルランド共和国・北アイルランドで生産される穀物を原料とする世界5大ウイスキーの1つで、ピートを使用しないためクセが少なくまろやかでウィスキーが初めての方も比較的飲みやすいのが特徴となっています。歴史上の文献では最も古くから造られてきたとされており、スコットランドにウイスキー製造の技術を伝えたと考えられています。アイリッシュ・ウイスキーは原料や蒸溜方法の違いによりシングルモルトウイスキー、ピュアポットスティルウイスキー、グレーンウイスキー、ブレンデッドウイスキーの4種類に分けられます。主な銘柄にはミドルトン ベリーレア(MIDLETON VERY RARE)を始め、ティーリング(TEELING)、レッドブレスト(REDBREAST)、カネマラ(ConnemaRa)、ヘネシー・ナジェーナ(HENNESSY NA-GEANNA)、ジェムソン(JAMESON)などがあります。

カナディアン・ウイスキーは主にライ麦・コーン・大麦などをブレンドしてカナダ国内で製造されるウイスキーです。バーボンなどのアメリカンウイスキーよりも歴史が深いという説もあり、以前は品質が劣悪なウィスキーとして有名でしたが、現在では品質が向上し、いわゆる「5大ウィスキー」の1つにまでなっています。特徴としては香りが豊かでクセが少なく、5大ウイスキーの中では最も飲みやすいウイスキーとも言われています。代表的な銘柄にカナディアンクラブ(Canadian Club)、クラウンロイヤル(Crown Royal)などがあります。

その他の地域では、カヴァラン(KAVALAN)で有名な台湾ウイスキー、ペンダリンという銘柄が有名なウェールズ産のウェルシュ・ウイスキー、インディアン・ウイスキーとも呼ばれる5大ウイスキーに次ぐ生産量を誇るインド産のウイスキー、フランス、ドイツ、スペイン、チェコ、オーストリア、スロベニア、スイス、スウェーデン、ニュージーランド、オーストラリア、パキスタン、トルコ、ネパール、南アフリカ、ブラジル、ウルグアイなどの世界各国でウイスキーが生産されています。